言語行為と発話解釈

言語行為と発話解釈―コミュニケーションの哲学に向けて

言語行為と発話解釈―コミュニケーションの哲学に向けて

 結局、これを読むことに。現在、「第一部言語行為論の三つのドグマ」まで終了。
 著者さんの視点・テーマから切れ味良くまとめているので、理解はしやすい。じっさい、オースティンやサールがどう言っているかを読んだらまた違った感想があるかもしれないけど。基本的にオースティンーサールを同じラインで並べるあたりは、両者の差異を強調するフェルマン『語る身体のスキャンダル―ドン・ジュアンとオースティンあるいは二言語による誘惑』とはまた違った読後感が残る。
 さてと、第二部「話し手の意図について」にはいりますかね。