クルーグマン教授の経済入門

クルーグマン教授の経済入門

クルーグマン教授の経済入門

 この本のおもしろさ(脱常識っぷり)については、訳者の山形さんが書いてくれているのでそのまま引用しておこうっと。

 ぼくはこの本を読んで、目からうろこが山ほど落ちた。そうなのぉ!?生産性ってどうして上がったり下がったりするのかわかってないの!?インフレって経済大崩壊への序曲じゃないわけ!?G7サミットって、そんなどうでもいい代物なの?日米貿易摩擦ってのも、大騒ぎするほどのもんじゃないわけ?保護貿易っていいものではないけど、悪魔の尖兵でもなかったのね!?欧州通貨統合ってのも、そんな怪しげな代物でしかないのぉ!?(375)

 もちろんクルーグマンアメリカ経済を前提として話をしているけど、『景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書)』も一緒に読んでいたので、その違いもよくわかった(ような気がする)。