2008-03-21 哲学の歴史11 哲学 哲学の歴史〈第11巻〉論理・数学・言語 20世紀2作者: 飯田隆出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/04/01メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (35件) を見る 昨日、クワインについてぐだぐだと読んだ後、これのクワインのとこ読むと、こざっぱりとまとめてあってわかりやすい。 クワイン クワインにとって、カルナップ先生はすごかったらしい 経験主義(論理実証主義)のふたつのドグマ 1分析的真理と総合的真理を明確に区別できる 2経験的言明のひとつひとつは、それを正当化する感覚的経験に関する言明に還元できる 1への批判は2の批判を介してなされるものと考えられるよ。んで、2を批判する根拠は、 デュエム=クワイン・テーゼ = 仮説のテストのためには、補助仮説が必要となるから、単独では検証できないよ。 外界についてのわれわれの言明は、個々独立ではなく、ひとつの団体として、感覚的経験の裁きに直面する。ゆえに、2のドグマは不可能だよ。 さらに、このテーゼを拡張することで、第一のドグマも否定できるよ。 なぜなら、分析的/綜合的という区別は、経験における一連の団体のなかで決まってくるからだよ。 クワインのなしたこと 分析的な真理・アプリオリな真理は存在しないよ。(vsストローソン・グライス) 科学と哲学の壁を取っ払い、存在論上の問いは科学によって答えられると考えたよ。 自然科学のなかでもとくに、物理学を重視する物理主義*1が出てくるよ。 *1:この物理的対象は、素粒子とかDNAとかの理論的対象も含むよ。