ルマンつづく

ルーマン/社会の理論の革命

ルーマン/社会の理論の革命

第七章 意味と情報
 この章を読むと、前によくわからんかった「メディア/形式」の区別がよくわかる。

  • 「メディア/形式」という区別はは「潜在/顕在」の区別だよ。
  • 情報は、システムの内部でのみ、システムの自己言及によってのみ、可能となるよ。
  • 同一性は、操作の操作への接続において自己を再生産するシステムが形成されるとき、はじめて必要となるよ。

あと、ワープして、
第十五章 補論 生活世界について

  • 生活世界は、別に批判的根拠でもなくて「なじみのある/なじみのない」という区別だよ。
  • だからそれは、いろんなシステムにおいて、濃縮されていくものだよ。

 結局ルマンの生活世界への態度としては、

  • あたかも科学・法・経済とかのシステムに根拠がないから、生活世界をもってきて批判することはできんよ。
  • なじみのある/なじみのないという区別で批判しても何か意味がありますか。
  • 批判不可能な生活世界も存在しないデスよ。

とこんなところでしょうか。