道徳的実在論を擁護する

道徳的実在論の擁護 (双書エニグマ)

道徳的実在論の擁護 (双書エニグマ)

 いちお読了。議論がクリアでわかりやすくていい。けど、なんか納得いかないというか……。本質論でもなく、完全な主観による構築でもなく、というのはわかるけど、その別の道が実在論と呼ばれることに違和感が。たぶん、この違和感は存在論の勉強不足なんで、言語と存在論系を時間のあるときに、付け焼き刃しとこ。
 さらに、アンスコムマクダウェルについての知識も必要だにゃ。こりゃあ。やばい。
 とりあえず、この本のまとめとしては

状況が持つ道徳的特性は道徳的感受性を持つ人にとってのみ見えてくる(225)

ということで。