不謹慎な経済学

不謹慎な経済学 (講談社BIZ)

不謹慎な経済学 (講談社BIZ)

 かなりひさしぶりに経済学関係の本を買いました。アマゾンのマケプレで。まだ「第九章 最低賃金を引き上げると、失業も雇用も悪化する」しか読んでないんだけど、けっこうおもしろそう。この章では、格差是正のために「最低賃金の引き上げ」が叫ばれたりするけど、それは「成長政策とセットにしないとだめなんよ」といった指摘がされていたりして、なるほどと思わされてしまう。以下、引用。

 ここで強調しておくが、名目経済成長政策をないがしろにした最低賃金引き上げは、将来、特に地方や若年層の雇用を悪化させてしまう可能性が大きい。にもかかわらず、その誤った議論を主張するものが多いのは残念である。(122)