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エスノメソドロジー―人びとの実践から学ぶ (ワードマップ)

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これからよむデス。


身体の社会学のブレークスルー―差異の政治から普遍性の政治へ

身体の社会学のブレークスルー―差異の政治から普遍性の政治へ

 身体の、社会決定論と抑圧されない身体=ロマンティズムという二項対立のあいだをどう模索するかについて考えられた本。
 この論点については主に第5章で述べられているんだけど、その可能性を持つものが「境界侵犯する身体」と呼ばれているよ。
それは自己を越えるという意味でエロティック(=エクスタティック)なんだけど、社会構造との関係では、次のように述べられているよ。

「人間の身体が境界侵犯するとき、身体は秩序を乱すという意味で反社会的(anti-social)であり破壊的だと言えるが、しかしまさにそのときに身体は、それまでは閉ざされ不可能であった関係性をこじ開けて、あらたな「ソキウス」(socius)……を構築しているとも考えられる。それは、既存の社会の枠組みを侵犯することによる、オールタナティブな社会の構築とでも言えようか。」(181)


 パフォーマティビティっていう言葉を使うとこういう結論になるんだろうな。やっぱり。もちろん攪乱・侵犯が変容へとつながってもらいたいと思うけど、「必ずしもそうはならないのではないか?」というのは難しいところだなー。
 あと、身体という場所を「社会的なもの」と「物質的なもの」がせめぎあう場所として記述するというのも、愚直だけど、興味深そうだな、と。やっぱり身体と言う言葉は、そのどっちもの両義性をはらんるような気がして。


あと、これ↓も気になったけど、今日は重くて断念……

謎としての“現代(いま)”―情報社会時代の哲学入門

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